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今年初の窯出しをしました!

いつも身延竹炭企業組合の活動をご覧いただき、誠にありがとうございます。

昨日、身延竹炭企業組合では、昨年末に火入れを行った窯からの窯出し作業を行いました。

はかり

窯出し作業は、私たちにとって毎回特別な工程であり、同時に大きな緊張感を伴う瞬間でもあります。窯の扉を開けるその時まで、仕上がりの状態を直接確認することができないため、期待と不安が入り混じった時間となります。

竹炭づくりは、窯出しに至るまでに多くの工程を重ねています。まず火入れは約4日間行い、その後火を止めます。火を止めたあとは、およそ20日間、窯を完全に密閉した状態で、じっくりと時間をかけて温度を下げていきます。この間、窯の中を開けて確認することはできません。

一度火入れを始めたら、窯出しの日まで中の様子は分からない——それが炭づくりの難しさであり、同時に奥深さでもあります。そのため職人たちにとって、窯出しの瞬間は「うまく焼けているだろうか」「割れはないだろうか」と、毎回ドキドキする瞬間なのです。

カマジイの窯出し

昨日は、組合員総出での作業となりました。窯の扉を開けると、中は光のほとんど入らない真っ暗な空間が広がります。豆電球のわずかな明かりを頼りに、窯の中の様子を確認しながら、慎重に竹炭を取り出していきました。

まず最初に行うのが、窯の中に残った灰の取り出し作業です。この灰は、ほんのごくわずかしか取れない貴重な竹灰であり、無駄にすることのないよう丁寧に回収します。

焼け上がった竹炭は割れやすいため、一つひとつ丁寧に、細心の注意を払って取り出すことが欠かせません。その後、炭の形状や焼き上がりの状態を一つひとつ確認し、用途に応じて選別を行います。選別された炭は、製品として仕上げるための加工作業へと進んでいきます。

一方、炭をすべて取り出した窯は、次の炭づくりに備えて内部をきれいに清掃しました。準備が整った後、次に火入れを行うための竹を窯の中へと入れていきます。この工程もまた、非常に神経を使う作業です。

竹の並べ方が少しでもずれてしまうと、炭になったときに曲がってしまい、まっすぐな竹炭になりません。そのため、一本一本の位置や向きを確認しながら、慎重に竹を並べていきます。

 

なお、窯に入れる竹は、伐採後すぐに使用するわけではありません。約3か月間天日干しを行い、竹の中の水分をしっかりと抜いていきます。この下準備が不十分だと、良質な竹炭を作ることはできません。

孟宗竹

長い時間をかけた下処理から、火入れ、冷却、そして窯出しまで——すべての工程がつながり、はじめて身延の竹炭が完成します。

身延竹炭企業組合では、これからも自然と向き合い、伝統的な製法を守りながら、手間と時間を惜しまない炭づくりを続けてまいります。昨日の窯出し作業を無事に終え、また次の炭づくりへと歩みを進めてまいります。

今後とも、身延竹炭企業組合の活動に温かいご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

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