造園・芝生管理で竹炭を活用する方法|土壌改良・植栽・緑化資材としての使い方
造園や庭園管理、芝生管理、外構工事など、植物を扱う仕事では「土」の状態が重要です。
植栽した庭木が長く元気に育つために。
芝生を良い状態で維持するために。
花壇や植栽帯を整えるために。
造園・緑化の現場では、植物そのものだけでなく、土壌の状態を確認しながら、さまざまな資材を組み合わせて管理を行います。
そのような土壌改良資材の一つとして、竹炭を活用する方法があります。
「竹炭は家庭用だけではないの?」
「造園工事で竹炭を使う方法はある?」
「芝生や庭木の土壌改良に竹炭を使える?」
「粒の大きな竹炭はどんな用途に向いている?」
このような疑問をお持ちの造園業者様、外構・エクステリア業者様、庭園管理業者様、芝生管理業者様、緑化関係の事業者様に向けて、今回は造園・緑化の現場における竹炭の用途をご紹介します。
竹炭は「土づくり」に活用される天然素材です
竹炭には、表面や内部に細かな孔がたくさんある「多孔質」という特徴があります。
この特徴から、竹炭は昔から農業や園芸、土づくりなど、さまざまな用途で利用されてきました。
竹炭そのものが肥料というわけではありません。しかし、堆肥などの有機質資材やその他の土壌改良材と組み合わせ、土壌環境を整えるための資材の一つとして活用することができます。
造園の現場では、庭木や植栽を植える際の土づくり、既存樹木周辺の土壌管理、芝生の管理、花壇や植栽帯など、用途に応じてさまざまな使い方が考えられます。もちろん、すべての土壌・植物に同じ方法で使用できるわけではありません。土質や植物の種類、施工場所、使用量などによって適した方法は異なります。そのため、竹炭を「万能な資材」と考えるのではなく、現場の条件に合わせて使う土壌改良資材の一つとして考えることが大切です。
造園の現場で考えられる竹炭の用途
竹炭は、造園や緑化の現場でさまざまな用途が考えられます。
ここでは代表的な例をご紹介します。
① 庭木・シンボルツリーの植栽時の土づくり
住宅の外構工事や庭づくりでは、シンボルツリーや庭木を植栽する機会があります。
その際、植栽する場所の土壌状態を確認し、必要に応じて土壌改良材などを使用して植栽環境を整えます。竹炭も、そのような土づくりの際に使用する資材の一つとして検討できます。竹炭を土に混ぜ込んだり、堆肥などと組み合わせたりするなど、施工方法に応じた使い方が考えられます。
特に新しく庭をつくる場合には、「どんな植物を植えるか」だけでなく、「その植物が育つ土をどうつくるか」という視点も重要です。
竹炭を使った土づくりに興味のある造園業者様は、ぜひ一度実物をご覧ください。
② 既存の庭木・植栽の土壌管理
新しい植栽だけではなく、すでに植えられている庭木や植栽の管理にも、土壌改良という考え方があります。
長年同じ場所で植物を育てていると、土壌の状態が変化することがあります。また、人が歩く場所では土が踏み固められることもあります。
そうした現場では、植物の状態だけでなく、土壌の状態も確認しながら管理方法を検討することが大切です。竹炭は、こうした土壌管理を行う際の資材の一つとして利用できます。ただし、樹木の種類や樹齢、土壌の状態によって施工方法は異なります。
既存樹木への使用を検討される場合は、樹木や土壌の状態を確認したうえで、適切な方法をご検討ください。
③ 芝生の土壌管理・緑化資材として
竹炭は、芝生管理の現場でも用途を検討できます。芝生は人が歩いたり、スポーツなどで使用されたりすることで、土壌が締め固まることがあります。
芝生の管理では、エアレーションや目土入れ、施肥、散水など、芝生の状態に応じたさまざまな管理作業が行われます。その中で使用する土壌改良資材の一つとして、竹炭を取り入れる方法があります。
例えば、エアレーション後の土壌管理や、目土などと組み合わせた使用方法について検討することができます。ただし、芝生の種類や土壌条件、施工方法によって適した資材や使用量は異なります。そのため、実際の施工では芝生管理の専門家の判断に基づいてご使用ください。
ゴルフ場、運動場、公園、学校、サッカー場などの芝生管理に携わる方にも、竹炭という選択肢を知っていただければと思います。
④ 花壇・植栽帯の土づくり
住宅や店舗、公共施設などの花壇や植栽帯にも竹炭を活用する方法があります。
花壇などでは、季節ごとに植物を植え替えることも多く、土づくりを行う機会があります。竹炭を土壌改良材の一つとして取り入れることで、堆肥やその他の資材と組み合わせた土づくりを検討できます。また、竹炭は黒色の素材なので、植物の緑とのコントラストを活かし、景観を考えた使い方を検討することもできます。造園や外構工事では、植物の生育環境だけでなく、完成後の見た目も重要です。そのため、機能面だけでなく、景観面も含めて用途を検討できるのが竹炭の面白いところです。
⑤ 植物の周囲に敷く用途
竹炭は、土に混ぜ込むだけでなく、植物の周囲に敷く方法も考えられます。いわゆるマルチングのような使い方です。
植物の周囲に素材を敷くことで、土の表面を覆うことができます。また、黒い竹炭を使用することで、庭の印象を引き締める素材として活用することもできます。ただし、竹炭を敷けば雑草が生えなくなる、病気を防げるなど、効果を一律に保証できるものではありません。使用する場所や目的に応じて、適切な施工方法をご検討ください。
3cm前後の粒状竹炭は、造園資材としてどんな使い方ができる?
身延竹炭企業組合では、さまざまなサイズの竹炭を製造しています。その中でも、今回ご紹介したいのが3cm前後の粒状竹炭です。
大きすぎず、細かすぎない粒状の竹炭なので、用途に応じてそのまま使用したり、さらに細かくして土壌に混ぜたりするなど、施工方法を検討できます。
例えば、
庭木の植栽時の土づくり
シンボルツリー周辺
花壇の土壌改良
植栽帯の土づくり
芝生管理
緑化工事
庭園管理
マルチング用途
その他の土壌改良用途
などです。
「3cmくらいの竹炭を探していた」という造園関係者様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。
国産・身延産の竹を使った竹炭
身延竹炭企業組合は、山梨県身延町で竹炭を製造しています。原料となる竹は、身延町周辺の竹を中心とした国産の竹です。
竹を切り出し、窯に入れ、時間をかけて炭化させる。そして窯から出した後、一つひとつ状態を確認しながら選別しています。
竹は自然素材なので、一本一本太さや状態が違います。そのため、完成した竹炭も形や大きさが完全に均一ではありません。
工業製品のような均一性ではなく、自然素材ならではの違いがあることも竹炭の特徴です。
私たちは、地域の竹をただ廃棄するのではなく、竹炭という形に変えて、さまざまな分野で活用していただくことを大切にしています。
「造園で竹炭を使ってみたい」という方へ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
「うちの現場でも使えるかもしれない」
「庭木の植栽に試してみたい」
「芝生の土壌管理で検討してみたい」
「外構工事の資材として使えるか相談したい」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
竹炭は、使用する現場によって必要な粒サイズや数量、施工方法が変わります。
そのため、私たちがおすすめしたいのは、まず「どんな現場で、どのように使いたいのか」をご相談いただくことです。
例えば、
「庭木の植栽に使いたい」
「芝生の管理に使いたい」
「植栽帯の土づくりに使いたい」
「造園工事でまとまった数量を使いたい」
など、用途をお聞かせください。使用目的に合わせて、竹炭のサイズや数量などについてご相談いただけます。
造園業者様・芝生管理業者様からのお問い合わせをお待ちしています
身延竹炭企業組合では、一般のお客様だけでなく、造園・外構・エクステリア・庭園管理・芝生管理・緑化関係の事業者様からのご相談も歓迎しています。
現在、3cm前後の粒状竹炭について、まとまった数量をご用意できる場合があります。
「竹炭を使ったことがないけれど、試してみたい」
「現場で使えるか実物を見たい」
「まとまった数量が必要」
「必要な量について相談したい」
という場合も、お気軽にお問い合わせください。
竹炭を必ず使っていただきたい、ということではありません。
「こういう資材もあるんだ」と知っていただき、皆様の現場で用途がありそうでしたら、選択肢の一つとしてご検討いただければ嬉しく思います。
地域の竹から生まれた竹炭が、造園や緑化の現場で新しい用途につながれば、私たちにとっても大きな励みになります。
※竹炭は天然素材です。使用方法や使用量については、土壌・植物・施工環境などをご確認のうえ、現場の専門家の判断でご使用ください。